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 石黒八右衛門家史料館は、石黒家に伝わる記録と、各地に残された一次史料をもとに、四百五十年にわたる石黒家の歴史を調査・公開するデジタル史料館です。
 半世紀ほど前、石黒家には、先祖が会津藩士であったという口伝と、「系譜」と記された一冊の文書が伝わっていました。その後、この系譜が会津藩編纂の『会津藩諸士系譜』に収録された石黒家の記録と一致することが判明しました。
以来、会津若松に残る『会津藩家世実紀』や城下絵図などの一次史料を調査し、現地を歩きながら先祖の事蹟を確認してきました。さらに、『会津藩諸士系譜』に見える「本国越中」「越中に一所の地を領し」という記述を手がかりに、加賀藩・尾張藩・駿府藩へと調査を広げ、石黒家四百五十年の歴史をたどっています。
 この史料館は、十二代当主である石黒隆一が、先祖から受け継いだ記録を保存・公開するために開設した、一族の歴史を紹介する史料館です。同時に、『加賀藩諸士系譜』『尾張藩士林泝洄』『会津藩諸士系譜』『会津藩家世実紀』など、各時代の一次史料をつなぎながら、一つの家の歩みをたどる歴史記録でもあります。

 石黒八右衛門家史料館は、一次史料をもとにしたデジタル史料館として、現在も展示の整備を進めています。
 一次史料を大切にしながら、現地調査によってその内容を確かめ、石黒家の歴史だけでなく、その時代を生きた人々の姿を未来へ伝えていきたいと考えています。
 そのため、すでに史料や成果をご覧いただける展示室と、展示準備中の展示室があります。
 今後も調査成果を順次追加しながら、展示内容を充実させてまいります。あらかじめご了承のうえ、ご覧いただければ幸いです。